マタイ

初台オペラシティ。

指揮はハンス=マルティン・シュナイトでした。のっけから厚みのあるイントロで、思わずリヒターを思い出しました。ミュンヘンバッハだしね。全体の曲想からして、やっぱりシュナイトは後期ロマン派の正統(?)後継者なんだなぁ。
とにかく合唱が素晴らしかった。技術的な難は仕方がないけど、練習量に裏打ちされた、確かな基盤があった。それに、合唱団全体のシュナイトへの全権の信頼を感じた。これが凄い。指揮と合唱の非常に音楽的なやり取りに感動しました。


自分が一番好きな録音は58年のリヒター。

バッハ:マタイ受難曲 BWV244

バッハ:マタイ受難曲 BWV244