2007-01-01から1年間の記事一覧

リゴレット

日曜日にセシオン杉並へ。今年、リゴレット2回目。今回は若手の音楽家によるもの。 とにかく、リゴレットとジルダが素晴らしかった。おそらく低予算のため象徴的な演出を選んだのだろうが、時おりチープさが目につく(仕方ないんだけど)。しかし、演奏水準…

島田虎之介を読む

デビュー作「ラスト・ワルツ」から非常に話題になってた人だけど、これまで縁がなく読まずにいました。で、先日新作の「トロイメライ」を買ったわけですが。トロイメライ作者: 島田虎之介出版社/メーカー: 青林工藝舎発売日: 2007/07/25メディア: コミック購…

ep.4 バッハ巡礼

アイゼナッハからワイマールへ移動する途中、せっかくならバッハ巡礼しましょうと、ミュールハウゼンへ。 戦争による被害を全く受けなかったところらしく、街を囲む外壁(城壁)がほぼそのままの姿で残っている。規模も小さいせいか、近代化しきれない町並み…

東京音コン

声楽部門ファイルに行ってきました。結果から言うと、1位なし。確かに出場者4名とも、長所とともに短所もよく見えてしまい、バランスに欠けていたことは否めない。最高位のソプラノの方が1番傷がなかった、というところか。バリトンの方のファルスタッフはキ…

ep.3 ジョギング

演奏旅行最終日程、ワイマールはヘルダー教会で本番を終え、打ち上げる。 翌朝は6時に起床。駅前のユースから、他の方々の泊まるマルクト近くの広場へ向かう。ある団員の方(趣味トライアスロン)と早朝ジョギングをするため。ユースからマルクトまで1km半く…

ep.2 ジョギング

できる時はやる。を、モットーにドイツでもジョギング。 フランクフルトは治安と天気の悪さを理由に断念。 アイゼナッハ。時差のせいか朝が早い。東の空から太陽が昇ろうとしている。赤紫に空が滲む。ああ、これが夜と昼の間。Daemmerungの色なのね。宿泊し…

ep.1 韓国

今回のドイツ旅行は、安価を求めアシアナ航空で。さすがに安いだけあって過酷な道程。成田→韓国(2時間)、空港待ち(12時間)、韓国→ドイツ(11時間)。どんだけ韓国にいればいいのか。韓国到着は午後11時。あるゆるシャッターは閉ざされ、閑散としている。…

芸術劇場

クレーメルのピアソラは麻薬的な気持ちよさだ。あざとく弾くな、って思うこともあるんだけど、音色のパレットが非常にでかいので、平面には絶対ならないんだよなぁ。立体だなぁ。

漫画ナツ100

http://d.hatena.ne.jp/dangerous1192/20070730/p1 ↑これに参加します。本棚が近くにないのが辛かった。1作家、1作品しばりを決めつつも、久住昌之が3作品も入ってしまった。 本当にマイナーのみで縛るのはきついだろうな(自分が勧めたいのが前提で)。ん〜…

代々木上原、けやきホールへ行ってきた。 レベル高くて鼻血出る。技術的な面だけじゃなく、個々が演奏する「音楽」が非常にイマジネーションに溢れたものだった。あぁ、お子ちゃまから脱して、大人の歌を歌わなければ、もう先ないよ。って内省。

途中経過

町野変丸、集めると言ったものの未だ3冊。 スーパーゆみこちゃんZターボ セブンティーン ゆみこ汁 てか冊数多いよな。なかなか古書店で見つけられないし。 金玉先生までの流れが大好き。

ピノキオ

最近、ビデオは安くて有り難い。 ディズニー・ファンタジア(100円) 〃・ピノキオ(300円) ピノキオ、実は原作は読んでたけど、アニメの方は初見。普通は逆なんだろうが。 原作はえげつない描写が多く、刺激が強い(冒頭でコオロギを叩き殺したり、ピノキ…

White Snow

ディズニー・白雪姫 ブックオフで250円だったので、迷わず購入。 とにかく大好き。この白雪姫はなんといっても音と映像の調和が素晴らしい。常にコマ割りやキャラクターの動きでリズムを刻んでいて、ミュートしたとしても画面から音楽があらわれてくる、それ…

Q.B.B

Q.B.B・とうとうロボがきた! 今さらだけど、本当に名作。 こんなに生き生きとした子供が描けている作品はそうそうない。もうとっくの昔に忘れてしまった子供の感覚、記憶の鮮やかさ、Q.B.Bは今でも忘れていないんだろうか?それとも、子供を持てば何か感覚…

ジャンプ1974

今朝、弟とジョギングしてたらゴミ捨て場に無造作に置かれたコレを見つけました。 週刊少年ジャンプ1974年21号、27号、36号 いい歳して働かないニートのおっさんが後生大事に取っておいたジャンプを、心ない母親が捨てたものかもしれません。しかし何故号数…

NHK

民主党…というか鳩山… 馬鹿だということを取り繕わないその姿勢。嘘がつけなくて、人間的には「いいひと」なんだろうけどね。 自民党勢の根拠のない自信。厚顔無恥な態度とは対照的。 どっちがいいって、どっちも嫌だよ。

清教徒

合わせの後、時間ができたので文化へ。 ベッリーニ・清教徒 なんと言ってもエディタ・グルベローヴァが本当に素晴らしい。あの軽く美しい歌声が、狂乱の場においてエルヴィーラの現実感のない、心ここにあらずという状況を際立て、否が応でも涙を誘います。…

新曲初演

今日ちょっと本番がありました。作家による新作は難しいが面白い! 普段のいわゆるクラシック音楽は模範回答としてのサンプルが溢れていて、私たちはそれらを生や録音で聞いたり、先人らの助言に従い、向かうべき指針を見つけることができるんですが。新曲は…

年金

社会保険庁職員、年金横領 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070624AT3S2301223062007.html 年金記録見つかるも時効 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070624AT3S2301223062007.html いや、当然この話は職員が悪いんだけど、どうも記事の書き方が、…

松田トシ

芸大奏楽堂、松田トシ賞受賞者記念コンサートへ。仕事の後だったので遅刻、3番目から。 ドン・カルロ、エボリのアリアを歌われた手嶋さんには、貫禄を見せつけられた。会場の空気を一声で変える、集中された演奏。 あと、チェネレントラを歌った中島さんのテ…

太陽

ソクーロフ:太陽 戦争の中にあり、まさに当事者にあるにも関わらず、あまりに無邪気で現実感の伴わない天皇と皇后の姿は、おとぎ話の登場人物やのようだ。人であって人で非ず、という描き方のように感じた。 佐野史郎は軽薄な雰囲気を出さなくてもいいだろう…

ファルスタッフ

一昨日、思い立ってチケット買いました。新国立劇場。 ヴェルディ:ファルスタッフ フォードのヴォルフガング・ブレンデルってもう50代半ばなんだ、衰えてるなぁ。いい声なんだけどね、もっといい声出せたでしょうって。 アラン・タイタスのタイトルロール、…

MET

メトロポリタン歌劇場ガラコンサート。 贅沢な面子。ドミンゴの演奏は隙がないな。年齢を経た表現力なんだろうか、今でも現役最前線。ルネ・フレミングはいい具合に声とレパートリーをスライドさせてますね。自伝にもあったけど、徹底した自己管理を感じます…

大日本人

ちょっと時間ができたこともあって、行って来ました。渋谷はQ-AXシアターへ。 松本人志監督「大日本人」 自分よりも的確な批評をする人間はごまんといるので、完結な感想を。 松本贔屓の自分でも、不満足と言わざるをえない。もっと僕ら観客を振り落とすくら…

死の都

午前の合わせの後、文化の資料室に。 コルンゴルド「死の都」 シュトラウス的な流れる旋律。しかも圧倒的に幻想的で美しい。まあ、美しすぎて冗長と言えば冗長なんだけどね。2場でルネ・コロ(役名失念)の歌うアリアからやられたな。しかもけっこう複雑なメ…

めしマンガ

いま連載中のめしマンガがいいな。 土山しげる「極道めし」 よしながふみ「きのう何食べた?」 の二つが。 土山しげるはもう「食キング」「喧嘩ラーメン」「喰いしん坊」と、めしマンガのベテランなんだけど、「極道めし」は特にいい。受刑者が食い物の話を…

路上のブッダ

最近暑い日が続いてますね。稽古場へ向かう途中にデイリーヤマザキがあるんですが、その軒先、街路樹の木陰に寝そべって漫画週刊誌読みながら、キムチ食べてる路上生活者の方がいるんですよ。何か悟りに達してないとできない諸行だなぁ、としみじみ思いまし…

寝具大事

騙し騙し続けてきた関係とは、そろそろ決別しようと思う。 俺の体を痛め続けたベッドをやめる準備として、敷マットを買いました。 今日から床で寝ます。

蜘蛛女のキス

神楽坂die Pratzに。「蜘蛛女のキス」マヌエル・プイグの同名小説より。 出演・木村準、大竹浩史、脇山誓史 監房に閉じ込められた二人の男の関係が近づいていく、その加速度や濃密さがもっとほしかったな、という物足りなさは残るものの、全体としては満足。…

リゴレット

藤原のリゴレットに行って来たんですが、眠くて感想書けない。〜更新〜 主要キャスト、幕が進むにつれ尻上がりによくなっていった。特にリゴレットのアルベルト・ガザーレが素晴らしい。「悪魔め鬼め」と終幕は、大好きなシーンというのも含め、琴線に触れる…